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房室ブロックの診療について

最終更新日時
参考ガイドライン
・文献等

概要

高度の房室ブロックは緊急性を要する

診療スライド

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スライドで診療に必要な情報をすばやく把握できます。
詳細については、下記のドキュメントを参考にしてください。

症状

  • 無症状(健診で指摘)
  • めまい、ふらつき、失神、失神前症状、倦怠感、心不全、息切れ等

鑑別

  • 特発性
  • 虚血性心疾患
  • 薬剤性(Ca拮抗薬、β遮断薬、アミオダロン、ジゴキシンなど)
  • その他の器質的心疾患(弁膜症、サルコイドーシス、など)

診断

  • Ⅰ度房室ブロック
    • PQ時間が0.12秒以上に延長する
  • Ⅱ度房室ブロック
    • Wenchebach型:PQ時間が徐々に延長し、QRS波が脱落する
    • MobizⅡ型:PQ時間が変化せず、突然QRS波が脱落する
  • Ⅲ度房室ブロック
    • 心房と心室の伝導が全くない状態(P波とQRS波が連動していない状態) 


治療

Ⅰ度房室ブロック

  • 危険性はなく、無症状なら経過観察で可

Ⅱ度房室ブロック

  • Wenchebach型:
    • 危険性はなく、基本的に治療は不要
    • 有症状(失神等)の場合は専門医へ紹介
  • MobizⅡ型:
    • ペースメーカー植込が必要となる事が多い
    • 死亡リスクもあり、専門医へ紹介が必要。

Ⅲ度房室ブロック(完全房室ブロック)

  • 有症状の場合、緊急的に一時的ペースメーカー留置
  • ペースメーカー植込が推奨(除去できる原因が無いならば)

*誘因となった被疑薬がある場合、中止の検討をする
*虚血性心疾患など治療可能な疾患がある場合はその治療を行う。

さらに

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小鷹 悠二循環器内科
Verified
2021/5/8
  • 虚血が原因の事もあり、原因検索には注意が必要
  • 歩いて通常の外来に来るようなⅢ度房室ブロックもいるため、症状や脈の状態には常に気を配る

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