主に画像診断で、鑑別疾患の除外とともに診断がなされる。ただし常に悪性化などのリスクははらんでおりフォローアップを要する。

鑑別すべき疾患

膵管拡張を生じる疾患

  • 膵癌
  • 慢性膵炎

嚢胞性膵腫瘍

  • 粘液性嚢胞腫瘍(MCN)
  • 漿液性嚢胞腫瘍(SCN)
  • 膵神経内分泌腫瘍(P-NET)
  • Solid pseudopapillary neoplasm (SPN)

症状

一般的に無症状。腫瘍が増大すると、腹部不快感などの腹部症状を認める。急性膵炎を合併することもある。

検査

血液検査 

  • 生化学(アミラーゼ、膵アミラーゼ、リパーゼ、HbA1c、CEA、CA19-9を含む)
  • CBC

画像検査

  • 腹部超音波検査
  • 膵ダイナミックCT→病変の大きさやひろがり、悪性所見などの有無を確認。
  • MRI / MRCP→膵管拡張の程度や嚢胞性病変との位置関係の評価。

分枝型IPMN「主膵管と交通する5mm以上の分枝の拡張」→ぶどうの房状の多房性病変
主膵管型IPMN「ほかに原因のない部分的あるいは全体的な5mm以上の主膵管の拡張」

内視鏡検査

  • 超音波内視鏡(EUS):壁在結節の検索に有用。
  • 内視鏡的逆行性膵管造影(ERP):膵管の拡張、膵管と腫瘍の交通の評価、膵液細胞診を行う。