嚢胞径によるフォローアップ期間

1cm未満:CT / MRIを6ヶ月後に撮像。問題なければ2年毎にフォロー
1〜2cm未満:CT / MRIを6ヶ月毎に撮像を1年間。その後1年に1回のフォローを2回。問題なければ2年毎にフォロー
2〜3cm未満:3〜6ヶ月後にEUSを施行。以降1年ごとにCT / MRIを交互に。(若年で長期にわたる場合は手術も考える)
3cm以上:3〜6ヶ月毎にMRIとEUSを交互に。若年の場合は手術を強く考慮する。
IPMNのフォローアップチャート。high-risk stigmataやworriesome featureを認めますか?認めないIPMNであれば、嚢胞径はどの程度ですか?1cm未満ならCTかMRIを6ヶ月後に撮像して、その後は2年後似経過観察しましょう。1~2cmの場合はCTかMRIを最初の1年は6ヶ月毎に、またその後の2年間は一年毎に撮像し、その後は2年毎に経過観察します。2~3cmの場合は3~6ヶ月後にEUSを施行し、一年毎にMRIとEUSを交互に行います。3cm以上の場合は3~6ヶ月毎にMRIとEUSを交互に施行し経過観察します。2cm以上の場合、若年者であれば手術を考慮します。high-risk stigmataあるいはworriesome featureがある場合はEUSやERPで精査を行い、所見があれば手術を考慮します。
(2)より引用
※この経過観察フローチャートは IPMN併存膵癌発症のリスクが考慮されていないため、注意が必要。
IPMN患者は膵癌の併発リスク高いため、経過観察中はIPMNの進展と同時に膵癌の出現に対する注意が必要。

high-risk stigmata(HRS)について

  • 閉塞性黄疸を伴う膵頭部の嚢胞性病変
  • 造影される壁在結節高≧5mm
  • 主膵管径≧10mm

worrisome features (WF)について

  • 膵炎の既往
  • 嚢胞径≧30mm
  • 造影される壁在結節の存在 高<5mm
  • 造影される壁肥厚
  • 主膵管径5〜9mm
  • 尾側膵の萎縮を伴う主膵管狭窄
  • リンパ節腫大
  • CA19-9の高値
  • 2年間で5mm以上の嚢胞の拡大

嚢胞径が20mm以上の分枝型IPMN、主膵管径5~9mmの主膵管型IPMNは厳重経過観察(定期的にEUSが必要)

嚢胞径が20mm未満の分枝型IPMNに関しては、半年毎にダイナミックCTとMRCPを交互に撮っています。血液検査は年2回。(消化器内科 F.T)