7~8年以上経過すると、大腸がんを発症しやすいことがわかっています。
炎症がくすぶっている状態が長期にわたって続くと、大腸の粘膜が著しく傷つけられて大腸がんを発症することがあります。炎症のある箇所のみにとどまらず、大腸のあちこちにがんが出現するケースや、時間をおいて大腸以外の箇所にがんが発生するケースもあります。
「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(久松班). 潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・治療指針. 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業, 2022.