簡単に言うと「より結果が早く出るのが抗原検査、より精度の高い結果が出るのがPCR検査」です。
抗原検査のほうが「早くて粗い」、PCR検査のほうが「遅くて細かい」という認識です。
抗原検査は、ウイルスの体の一部が唾液や粘膜に含まれるか調べる検査です。15〜30分ほどで結果を知ることができます。
ただし、ウイルス量が一定以上でないと陽性反応が出ないため、症状が出てまもない時期だと、感染していても陰性になることがあります。
PCR検査は、ウイルスの遺伝子の一部が唾液や粘膜に含まれるか調べる検査です。専門の施設で受けることができます。
搬送時間と検査時間をあわせて、結果が出るまでに1〜3日程度かかります。抗原検査より少ないウイルス量で、ウイルスを検出することができます。
いずれの検査でも、結果が陽性であればコロナウイルス感染症であると診断されます。