肥満症 - 医師向け

「肥満症診療ガイドライン2016」の変更点を教えてください。

肥満症を疾患として診断・治療すること、肥満症と高度肥満症を区別して診療すること、減量目標は肥満症では現体重の3%、高度肥満症では5〜10%であることが変更点です。

解説

肥満症を疾患として診断・治療すること

減量をすることが医学的にメリットがある人をきちんと見つけ出し、治療介入をするために、BMI 25を超える肥満を「肥満症」という病気としてきちんと扱うことになりました。

肥満症と高度肥満症を区別して診療すること

高度肥満症では、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠時呼吸障害や、心不全、腎臓病、運動器疾患、血栓症、などを生じやすく、また精神的な問題を抱えてい ることが多く肥満症と区別して診療することが推奨されます。

減量目標は肥満症では現体重の3%、高度肥満症では5〜10%

減量については以前は一律5%目標でしたが、3%程度の減量でも血圧や血糖値、コレステロール値が改善されることがわかってきたため、目標値が変更されています。

参考・文献

日本肥満学会編.肥満症診療ガイドライン2016.ライフサイエンス出版,東京,2016

白石 達也循環器内科 / 9年目
2022/4/8
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