認知症症状の進行抑制には、現在コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル)のみ適応があります。
レビー小体型認知症の認知症状進行抑制に対しては、現在ドネペジルしか適応がありません。ただ適応外使用として、他のコリンエステラーゼ阻害薬やNMDA受容体拮抗薬などが使われることがあります。しかしレビー小体型認知症の症状のひとつに薬剤過敏性があり、薬剤投与で有害事象が起きやすいため、使用には十分な注意が必要です。困ったら専門の先生に紹介するのがよいと思います。
日本神経学会. 認知症疾患診療ガイドライン2017. 医学書院, 2017.